こんにちは!
ヒヨコ豆(@HiyoKomame_Dx)です🐤
今日は「高校の先生」のヒヨコ豆が最初の授業で生徒に話す"勉強が必要な3つの理由"についてお話します。
学校の勉強に疑問を持っている高校生
「なぜ勉強するの?」と生徒に聞かれて困る先生
子どもが勉強してくれないと悩んでいる保護者 etc…
学校の授業にモチベーションが上がらない学生はもちろん、やる気の見えない生徒に授業をしなければならない先生や、「勉強しなさい」と言っても勉強しない子どもに悩む保護者など多くの方の参考になる内容です。最後まで読んでいただけるとなまら嬉しいです!
結論!学校の勉強はもちろん必要!
まず、結論ですが、もちろん、
学校の勉強は必要!!!!!
これは私が毎日学んでいる「リベ大」の両学長(@fleelife_blog)も、YouTube動画で教えてくれています。
「学校の勉強は必要」と先生に言われても、面白くない勉強はしたくないのが学生です。「なぜ勉強が必要ですか?」と聞かれて答えられない先生の授業を聞こうとはしないでしょう。
私が生徒に話す学校の勉強が必要な理由は、次の3つです。
- 人生の選択肢が増える
- 勉強する「過程」自体に学びがある
- 身につけた知識はいずれ武器にも防具にもなる
理由について詳しく話をする前に、私の学生時代についてお話します。
ヒヨコ豆が学生時代に経験したこと
私は祖母の影響で、小学校入学時には「家庭学習」の習慣が身についていました。
中学生までは授業でわからないと感じたことがなく、勉強を苦に感じたことがありませんでした。
高校は北海道の公立・長進学校に入学しました。高校では、最初の実力テストで500人中400番台後半…それまで「優等生」だった私にはなまらショックで、勉強へのモチベーションが一気に低下し、話が面白い先生の授業以外は勉強しなくなりました。
サッカー三昧の3年間を過ごし、最後の大会が終わった後に「学校の先生」になりたいと国立大学を目指します。しかし、それまで勉強していなかったせいで、浪人して入学することになりました。
自分自身、次の3つを体感することができました。
- 勉強を継続することで知識は身につく
- 面白くない勉強はしたくないのが普通
- 受験勉強で身につけた知識はその後の人生で役に立つ
「理由はいいから」「とにかく」と言って子どもたちに勉強をさせようとしても、勉強をするようにはなりません。勉強に面白みや必要性を感じるからこそ勉強するのであり、その理由を子どもにしっかりと伝えることが大切です。
最初の授業でする質問
私は、最初の授業で自己紹介の後にする質問があります。それは、「将来なりたい職業は?」です。学校の先生や公務員(消防・自衛隊etc)、看護師や理学療法士、トレーナー…さまざまな職業が出てきます。
どの職業も地方自治体や企業などに"勤める"ことで給料をもらういわゆる「サラリーマン」です。日本の学校教育はこのサラリーマンを養成するための教育を施していると言えるため、ごく自然なことでしょう。
生徒に自分の将来を意識させた上で、前にあげた学校の勉強が必要な3つの理由について伝えていきます。
学校の勉強が必要な3つの理由
私が生徒に話す学校の勉強が必要な理由は、次の3つです。
- 人生の選択肢が増える
- 勉強する「過程」自体に学びがある
- 身につけた知識はいずれ武器にも防具にもなる
人生の選択肢が増える
中学校から高校、高校から大学や専門学校、と上級学校へ進むことで選べる職種や就職先が広がります。医者や弁護士、教師など資格が必要な職業は、大学へ行かないと就くことができません。
大学や専門学校へ進むためには、一般受験に向けた勉強が必要になりますし、推薦で合格を目指す場合も高校3年間の評定値が重要になるため、定期考査で高得点を取れるよう勉強しなければなりません。
次のグラフは、2008年におけるアメリカの学歴毎の失業率と、週当たりの稼ぎの中央値を表しています。このグラフを見ると、学歴の差で雇用と収入の差が大きいことがよくわかります。
アメリカなどの先進国では、高等教育を受けた人ほど就業機会に恵まれますし、高い年収を稼げる機会にも恵まれます。受けていない人との格差がどんどん広がっていくのです。
また、アメリカにおける1963〜2017年の賃金の上昇を見ても、大学院卒が約2倍なのに対し、大学卒で約1.4倍、大学中退・高卒で約1.1倍と明らかな差があります。
格差が広がる「K字経済」について詳しく知りたいあなたは、こちらの動画をご覧ください。
「両学長 リベラルアーツ大学」
勉強する「過程」自体に学びがある
将来の進路を考えると知識を身につけることが必要ですが、それ以上に、勉強する「過程」で得られる学びが大切です。例えば、理科を例に考えてみましょう。
- 実験を通して、仮説を立てて検証する力
- わからないことをネット等で検索する力
- 問題や健康など、学びを身近な課題と結びつけて考え、それを解決する力 etc
私の学校では生徒にiPadをレンタルしています。授業中にわからないことは、まず各自がiPadで検索をかけ、検索した内容の理解が難しい場合に質問をするように伝えています。
「ネット検索力」の鍛え方について詳しく知りたいあなたは、こちらの動画をご覧ください。
「両学長 リベラルアーツ大学」
身につけた知識はいずれ武器にも防具にもなる
「学校の勉強」で身につけた知識やそれをきっかけにした学びは、卒業後の人生において武器にも防具にもなります。
私は国立大学を受験したため、主要5教科全てを勉強しました。その時に身につけた知識は、現在教えている教科はもちろん、他の教科も役立つことがあります。例えば、あなたが親になったとき、子どもに勉強を教えることができるようになります。
また、社会科や家庭科で学ぶ「お金」の知識は社会に出てから絶対に必要と言えます。家庭科では2022年度から、より詳しく学ぶことができるようになります。もちろん、知識の質・量ともに十分ではないので自ら学ぶ必要がありますが、きっかけにはなるでしょう。
残念ながら、社会に出ると自分の身は自分で守らなければなりません。勉強して賢くならないと、騙されたり損をしたりすることも多くあります。自分で知識を身につけて、社会のルールを上手に利用できるようになりましょう。
まとめ
今日は「高校の先生」のヒヨコ豆が最初の授業で生徒に話す"勉強が必要な3つの理由"についてお話しました。
学校の勉強が必要な理由は、次の3つです。
- 人生の選択肢が増える
- 勉強する「過程」自体に学びがある
- 身につけた知識はいずれ武器にも防具にもなる
「理由はいいから」「とにかく」と言って子どもたちに勉強をさせようとしても、勉強をするようにはなりません。勉強に面白みや必要性を感じるからこそ勉強するのであり、その理由を伝えることが大切です。子どもたちはもちろんあなたやその周りのみなさんが、学校の勉強をきっかけに、学び続けて楽しく豊かな人生を送ることを願っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
読んでくださったあなたの心がスッと整いますように。
したっけね〜!
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